槍ヶ岳・北鎌尾根その7〜孤独との戦い〜
振り向けばそこに山があった、訪問部 理学療法士 辰己です。
とにかく歩くしかない登るしかない。
前にも後ろにも人はいない、進むしかない。
ここは北鎌尾根の核心、ルートファインディングが緻密に要求される。
ルート間違えたら滑落して死ぬかもしれない。
ストレスがかかっているはずだが
歩きながらうどんが食べたい、カレーが食べたいなど
ゴールした時のことを想像しながら歩く。
せっかく憧れのルートを歩くんだから楽しみたいし…
でも孤独や…
もう何時間歩いたか、ある人工物が目に入った
レリーフか?
「諸君頑張れ」
励まされる〜
頑張れる〜
そろそろ槍ヶ岳の基部に、あと1、2時間でてっぺんにつくところ。
ガスガスになって少し雨降ってきた。
もう夕方なので無理せず稜線でテントを張ることにした。
この判断がどうなることやら
最終話につづく
2019.11.27.
辰己
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